空き家再生に一役買うやどかり方式

持ち家VS賃貸といえば、昔からことあるごとに論争が繰り広げられています。
この二つの選択肢のうち、どちらがいいのか迷われている方も多いのではないでしょうか。
一生にかかる費用に大きな差があるわけではなく、どちらもメリットデメリットがあるため、自分のライフスタイルに合ったほうを選ぶことが重要でしょう。
しかし、ここ最近この二つの選択肢に加え新たな選択肢「やどかり方式」が出てきたのです。この第三の選択肢「やどかり方式」について詳しく解説します。

やどかり方式って?

「やどかり方式」とは、やどかりが成長する度に新しい貝殻に移っていくように、価値が下がらない家を買うことで、購入した価格より高く売却し10年ほどで住まいを変えていく方法です。
このように引っ越しするたびに資産を増やしていく方たちを「やどかり族」と呼ぶ人もいます。

やどかり方式で空き家問題を解消

静岡県にある建築士事務所リージョンスタディーズ(代表白坂隆之介さん)ではこのやどかり方式を取り入れた新たな方法で、社会問題となっている空き家を再生させるプロジェクトを行っています。
まず購入した空き家をリフォームしますが、スケルトンリフォームという建物の骨組み以外をまるごと変えることで「長期優良住宅」の認定を受けた住宅に生まれ変わらせるのです。
買い手のつかなかった空き家を高く売れる住宅にし、売却することで生まれた収益でさらに空き家を購入しリフォームします。
やどかり方式を活用し空き家を再生するという、まさに一石二鳥のプロジェクトです。

やどかり方式を日本全国に広めよう

やどかりプロジェクトはまだまだ世間に広まっておらず、空き家問題の解消には程遠いのが実情です。
しかし2018年には静岡県にある浜松いわた信用金庫が開催したビジネスコンテストでは、最優秀賞にも選ばれています。
子供が産まれたり、進学したりというライフスタイルの変化に合わせて、家を住み替えるやどかり方式と空き家の再生を組み合わせることで、空き家問題を解消する一歩となるでしょう。

まとめ

持ち家VS賃貸に新たな選択肢が加わりました。
空き家を購入し、価値ある住宅に生まれ変わらせたのち、ライフスタイルの変化に合わせて売却する。そしてそのお金を元にまた空き家を購入と同じことやどかりのように繰り返していきます。
この空き家を一つずつ再生していく「やどかりプロジェクト」が全国に広がることで、社会問題となっている空き家問題を解消する一助になるのではないでしょうか。

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