車は2020年代に空を飛ぶのか?

1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」では、未来である2015年の家庭の様子を描いています。
そこに登場したのが空飛ぶクルマ「デロリアン」です。映画はあくまでフィクションなので実際に2015年を迎えてもクルマは空を飛びませんでした。ところが2020年、ついに有人でクルマが空を飛びそうです。
エアモビリティと呼ばれる空飛ぶクルマはタクシーのように気軽な移動手段として注目が集まっています。

日本で空飛ぶクルマの開発が進む

東京に本社を置く株式会社SkyDriveは、航空機やドローン、自動車のエンジニアを中心に発足した「空飛ぶクルマ」の開発、製造、販売を行うスタートアップ企業です。そのSkyDriveが2019年12月に日本で初めて空飛ぶクルマの有人飛行実験を行いました。縦横3.6m、高さ1.6mの1人乗りの機体は四隅にプロペラがあるので垂直に離着陸でき、滑走路は必要ありません。
SkyDriveが独自に掲げる目標はオリンピック開会式での聖火点灯です。
また、2023年には有人機を販売開始するロードマップも計画しています。評判が高まるにつれ続々とスポンサーが名乗りを上げており、2019年だけでも日本郵政キャピタルや東京海上日動火災保険など15社が支援を表明しました。
企業だけでなく、愛知県豊田市と連携協定を結ぶなど、自治体との協力も積極的に取り組んでいます。
さらに行政も動きを見せ、経済産業省は「空飛ぶクルマ」の実現推進として官民の協議会を設置、2020年代に日本で「空飛ぶクルマ」を自動運転化し、免許不要で乗れるように計画中とのことです。

世界でも進む空飛ぶクルマ開発

空飛ぶクルマの開発は何も日本だけではありません。
世界で進む開発をご紹介しましょう。

オスプレイ技術を応用

ヘリコプター大手のアメリカ企業、ベルヘリコプターでは、軍用輸送機オスプレイの技術を生かして5人乗りの空飛ぶクルマを開発中です。
これに目をつけたのが日本の宅配大手ヤマトホールディングスで、「空飛ぶクロネコ」「空飛ぶトラック」をキャッチフレーズに、機体の開発と製造をベル社に依頼したそうです。
2025年を目標に、約32Kgの荷物を自動で運ぶ無人飛行機の実用化を目指しています。

空飛ぶタクシー

空飛ぶタクシーの開発を進めるのは配車サービス大手のUberや、航空機メーカー大手のエアバスです。
エアバスはドイツの自動車メーカー、アウディと手を組み空飛ぶタクシーの開発に着手しているそうです。

まとめ

空飛ぶクルマの実現には乗り越えなくてはならない壁が多くありますが、実用化すれば交通渋滞の緩和や災害時の人命救助など幅広い分野で役立つと期待されています。
2020年はクルマが空を飛ぶ新しい時代の幕開けの年といえ、タクシーや宅配便が空を飛ぶ日はそう遠くないかもしれません

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